石世界
ひとつの石を観測する、石のための時間。
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マダラウミウシを思わせる佇まい。青みを帯びた灰色の呼吸のような気配、表面を漂う茶色の小さな星座たち。福井の海岸の石。




溶けた。いちごミルクキャンディのよう。外側は濃厚ミルク、内側に沈むのはいちご。噛めば割れてしまいそうで、永遠に割れない。福井の海岸の石。




白い夢の蝶。追い続け迷い込んだ薄明るい部屋。青緑。小さな太陽のようなものが浮かんでいるが何かわからない。蝶はこの何かに魅せられているようだった。神奈川の海岸の石。




白まいたけのよう。半透明と白のバランスが絶妙。福井の海岸より、瑪瑙のかけら。




雪積もる川縁の岩肌のよう。緑がかった薄い灰色に白のコントラストが実に美しい。神奈川の海の石。
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